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  返済方式の種類(クレジット・キャッシング)
1. 返済金額の基本について
2. リボルビング返済、リボルビングシステム 
3. 元利均等返済、元利均等方式 
4. 元金均等返済、元金均等方式 
5. アドオン方式、アドオン返済 
6. まとめ払い


  1.返済金額の基本について  

 クレジットやキャッシングでの利用代金は、「元金(の一部)」と、「利息」を合計したものを返済することになります。ただし、その返済方式は様々で、各クレジットカード会社やキャッシング会社で採用している方式は異なります。以下に主な返済方法を示してみました。


  2.リボルビング返済、リボルビングシステム  


 「リボ払い」、「リボルビング返済」、「リボルビング払い」、「リボルビングシステム」、「リボルビング方式」などと呼ばれています。これは、借入残高にかかわらず、あらかじめ毎月の支払金額を固定化して返済する方式をいいます。このため、借入金額によって返済回数が変わってきます。利用限度額の範囲内であれば、いくらキャッシングしようと毎月一定額しか払わなくてよいため、買い物好きには大変重宝する返済方式ですが、借りれば借りるだけ返済回数が増えていき、利息負担も相当大きくなってきます。
 返済方法には「定額リボルビング方式」「定率リボルビング方式」がありますが、日本では「定額リボルビング」が主流となっています。カード利用の際は、提携加盟店でリボ払いと伝える方法、事前にカード会社に届け出る方法、リボ払い専用カードを発行してもらう方法などがあります。


 毎月の最低限の返済金額が一定金額となるリボルビングで、リボルビングシステムのひとつです。「元金定額リボルビング」と「元利定額リボルビング」があります。
 「元金定額リボルビングシステム」とは、毎月一定金額の元金に1ヵ月分の利息を足した金額を、最低限の返済額とする方式をいいます。
 「元利定額リボルビングシステム」とは、利息を含めた一定金額を最低限の返済額とする方式をいいます。返済額から1ヵ月分の残高に対する利息を引いた残りの金額が元金返済の充当額となります。


 定率リボルビング方式とは、借入残高に対する一定の割合の元金と 1ヵ月分の利息を足した金額を、毎月の最低限の返済額とする方式をいいます。「元金定率リボルビングシステム」とは、前もって決まった定率で算出された元金に対する支払金額と 1ヶ月分の利息を足した金額を、毎月の最低返済額とする方式をいいます。


 「残高スライド方式」「残高スライド元利定額返済方式」などとも呼ばれます。借入金額に応じて各回の最小返済金額(元金と利息を含む金額)が決まる(変化する)方式です。最小返済金額以上であれば、返済額はいくらでもOKです。例えば、借入金額が10万円以下の場合は、3,000円、10万円超20万円以下の場合は4,000円といったスタイルになっています(サービス会社によってこの最小返済金額は異なります)。また、追加借入れをした場合は、「その直前の借入残高と追加借入金額の合計が借入金額」となります。


  3.元利均等返済、元利均等方式  

 元金と利息を合計した金額が一定額となるように返済する方式のことをいいます。返済当初から金額が固定されているため、月々の収支設計がラクですが、返済当初支払額の中身は利息が大半を占めているため、前出の元金均等返済よりもトータルの利息支払額が多くなります。


  4.元金均等返済、元金均等方式  

 借入残高に金利を掛けて計算した利息 と、毎月一定額の元金 とを合算して返済する方式のことをいいます。元金の額は毎月同額ですが、借入間もない頃は利息の金額が多いため、やや返済負担は大きいですが、返済が進み残高が少なくなってくると返済負担も軽くなってきます。

 銀行などによる事業者向け融資の場合は、この元金均等返済が一番オーソドックスですが、個人への融資の場合、毎月の給料がさほど変化ないにもかかわらず、借入返済が開始して間もない頃の支払い負担が大きいため、あまり採用されていません。

 また、元金均等返済の一種である「元金均等ステップ償還方式」とは、返済期間を2つに区分し、元金の返済額についても前半期間はと後半期間とで2段階の変化をつける方式をいいます。前半期間は少なめの元金を返済することによって返済負担が減るので、高額ローンなどで採用されることもあります。後半期間で元金の返済額が一気に増えます(ただし、この時点で既に元金の半額が返済されており、利息の支払額が減っていますが)。なお、単に「ステップ償還方式」とも呼ばれます。


  5.アドオン方式、アドオン返済  

 借入当初借入金額(元金)に 金利(アドオン手数料率。実質年率に代わるもの)を掛けて、その総額を単純に返済回数で割った金額を返済するという方式のことをいいます。

 実質年率の計算が非常に複雑で、コンピューターに依存しないと利率の計算ができないため、アドオン手数料率(アドオン率)という、いわば実質年率に近い金利を使って、簡単に計算できるようにしたものです。クレジット会社等で単に「分割払い」と示されている場合は、大体このアドオン返済のことを指していることが多いようです。

 具体的な計算方法(目安)は、
  元金(当初借入残高)10万円、 5回払い、 アドオン率20.0% だとした場合、
  手数料(≒利息)  10万円×20.0%=2万円
  元金  10万円
  よって、月々(1回当たり)の返済金額は、10万円+2万円÷5回=24,000円 となります。

 ちなみに、このアドオン返済は、当初の借入金額に対して利息が計算されるので、返済とともに利息が減っていく元金均等返済や元利均等返済よりも、支払額は多くなります(「実質年率=アドオン手数料率」という同一条件で比較した場合)。


  6.まとめ払い  

 「まとめ払い」とは、ボーナス時など余裕がある時に、いつでも借入残高をまとめて支払うことができる返済方法をいいます。すなわち、いつでも繰り上げ返済ができるよう、システム化したものをいいます。

 この「まとめ払い」は、分割払い等の臨時返済手段として採用されています(この返済方法単体を扱っているキャッシング会社はありません)。早めに支払える分、手数料もお得です。